臨床において、患者のニーズに的確に応える知識を備え、確かな技を持って診療に当たることは重要なことです。
しかし、人を愛し、患者を慈しむ医療人としての使命を自覚し、実践する医療人が何より必要とされています。そのような人材を育てることこそが急務であると考えます。
医の根本には人への愛があり、医に携わる人は病める人々に豊かな愛を注ぐことが求められます。そのためには患者の信頼を得、尊敬される人格を身につける必要があります。
兵庫柔整専門学校では、愛情豊かな医療人の育成を目指し、心理学や社会学などの基礎科目をしっかり学び、各種団体やOB会が実施するボランティア活動にも積極的に参加し、医療の実際と医療人としての姿勢や社会奉仕活動の重要性についても学びます。
病める人々の苦痛を一刻も早く取り除くために柔道整復という技法を用いて医を実践する医療人には、確かな技術と豊富な知識が求められます。
日本古来の伝統医学である柔道整復術は、特に整形外科領域において、長い間国民の疾痛、傷害の治療に遺憾無くその実力を発揮し、絶大な支持を得てきました。
いま、その技を正しく伝えておかなければ整復術は亡びてしまいかねません。
次の世代に、技を伝承し発展させていくことこそが肝要であると考えます。
兵庫柔整専門学校では、社団法人兵庫県柔道整復師会の優秀な会員の協力を得て、臨床の実際を経験することにより、臨床の重要なポイントを修得し、 創造性豊かな知性を磨いて、古来より伝えられてきた技を、さらに優れた医術として、次の世代に正しく伝承するすべを身につけます。
私たちが伝えたいものは柔道整復学の追求と実践です。私たちが伝えたいものは柔道整復学の追及と実践です。
柔道整復学が医学としての役割を果たすためには、大胆な発想と創造的視野に立って、その普遍性を追求しなければなりません。
それなしに柔道整復学は学問としても社会から認められません。
兵庫柔整専門学校では、従来伝えられてきた技の効果について、大胆な発想で検証するとともに、新たな技法を研究、追及し、柔道整復学を学問として体系づける姿勢を養います。